転職サービスのDODAはこのほど、転職人気企業ランキング2010を発表し、メディカル部門のトップは昨年に続いて武田薬品となった。武田薬品は全業種を対象とした総合ランキングでは21位（前年=18位）だった。なお、総合ランキングではトップがグーグル、２位がソニー、３位がトヨタ自動車、４位が任天堂、５位がパナソニック――とメーカーが上位を維持した。

調査は関東、関西、中部地区在住の25～34歳の正社員・契約社員で就業中の男女5000人。調査期間は４月21日～25日で、インターネットで実施した。

メディカル部門では、前年と同様に２位にアステラス製薬がランクイン。前年20位だった第一三共が３位に急浮上した。４位以下は、ジョンソン＆ジョンソン（前年＝以下同、３位）、５位が大塚製薬（６位）、６位が協和発酵キリン（圏外）、７位がエーザイ（４位）、８位が中外製薬（９位）、９位がノバルティス ファーマ（10位）、10位がシスメックス（圏外）――。

同サービスを運営するインテリジェンス社は、学生対象の就職人気企業調査ではメーカーが大幅に順位を落とす一方、今回の転職希望の社会人ではメーカー人気に陰りは見られないと分析。その上で、「社会人は一時的な業績低迷に影響されることなく、企業の研究基盤や商品力、経営方針などを踏まえ、多角的・長期的な視点で転職先を検討している」とコメントしている。