米ジェンザイム社 明るいニュース増加 好転の兆し
公開日時 2010/06/21 04:00
昨年来、受難続きだった米ジェンザイム社に最近、明るいニュースが増え始めている。その1つがウイルス汚染と異物混入を立て続けに引き起こしたオールストン工場の品質管理問題が決着したことだ。同社はFDAとの間で同工場で製造したゴーシェ病治療薬セレザイム(一般名・イミグルセラーゼ)、ファブリー病治療薬ファブラザイム(一般名・アガルシダーゼベータ)、甲状腺刺激ホルモン製剤サイロゲン(一般名・サイロトロピンアルファ)から得た利益から罰金1億7500万ドルを支払い、3製品の充填・最終工程を今年11月28日までに他の製造施設に完全移管。期限までに移管が完了しなかった場合は3製品売上の18.5%を追加で支払うことで合意した。各製剤の充填・最終工程については、既にセレザイムが同社アイルランド・ウォーターフォード工...