線維筋痛症
公開日時 2010/04/29 00:00
プレガバリンの保険承認に期待治療環境のターニングポイントに東京医科大学医学総合研究所西岡久寿樹所長-線維筋痛症はどのような病気ですか西岡全身の広い範囲にわたって痛みを感じる疾患です。症状が進行すれば、わずかな触覚、例えば湿度の変化や寒さなど皮膚で感じるあらゆる感覚が痛みになります。気圧の変化や寒さ、わずかな振動など生体にかかるすべての刺激が痛みのシグナルとして伝わります。こうした全身の筋組織を中心とする結合組織の疼痛を主症状として、うつ状態や不眠、疲労感など様々な症状を呈します。あとは、自律神経が興奮状態で体が緊張している状態が続くため、ひどい場合はドライアイや絶えず口腔内が乾いた状態になったり、過活動膀胱、過敏性大腸炎になって下痢と便秘を繰り返したりもします。線維筋痛症の患者数は国内で約2...