臨床研究の行方
公開日時 2010/03/29 00:00
カテニオン社シニアパートナークリスチャン・エルゼ氏小規模の研究ユニットを世界に配置産学連携強化で新技術への最初のアクセス権取得医薬品の研究開発で700超のプロジェクトや製品を評価してきた医薬品企業コンサルタントのカテニオン社(本社=ドイツベルリン)。日本の製薬企業を担当し、厚労省、経産省、文科省の医薬品関係の官僚とも最近情報交換した同社シニアパートナーのクリスチャン・エルゼ氏に、医薬品のイノベーションに対する世界の取り組みと日本の課題を聞いた。◎近年の世界の研究開発手法のトレンドはどういったものでしょうか。産学連携の中身が変わりました。製薬企業はこれまで、個々の教授(医師)に寄付金を出して関係を構築してきました。これは「企業をサポートしてもらいたい」との思いが強く、企業は寄付金を出した後、教...