混迷するロベノックス特許問題
公開日時 2010/03/08 04:00
09年通期業績で7%増収を確保したサノフィ・アベンティスだが、先行き不安要素として指摘されているのが、同社製品別売上高第2位で09年の売上実績41億ドルだった低分子ヘパリン製剤ロベノックス(一般名:エノキサパリン)の動向だ。ロベノックスのアメリカでの特許失効は当初12年とされていたが、07年に特許を無効とする司法判断が下ったこともあり、正確な失効時期については不透明な状態。一部には今年中にも後発品参入の動きもあり、その場合、ロベノックスの売上に大きな影響を及ぼすことになる。ただ、ロベノックスが複雑なバイオ医薬品ということもあり、07年当時にノバルティスのサンド事業部と提携していたMomentaPharmaceuticals社が申請していた後発品は、安全性の不十分さなどを指摘され、承認が見送ら...