米国市場動向世界に占める市場シェア３年後に30％台前半へ世界最大の医薬品市場である米国。2000年～06年には世界の医薬品売上高の45～50％を米国一国で占めた。しかし、ブロックバスターの相次ぐ特許切れに中国など新興国の台頭もあって、世界に占める米国市場のシェアは40％を割り込もうとしている。米国医療改革の行方も不透明だ。製薬企業にとって今後も米国市場の重要性に変わりはないのだろうか―。（神尾裕）「世界に占める米国市場のシェアは2013年に33～35％になる可能性がある」IMSジャパンのアラン・トーマス氏は３年後の米国市場を、こう分析する。IMSは、13年の全世界の医薬品市場が9800億～１兆100億ドル（年平均成長率＝以下同、４～７％増）になる一方、米国市場は3250億～3550億ドル（同...