第32回 サンアントニオ乳がんシンポジウム 前編
公開日時 2010/02/25 00:00
前編:早期乳がんの術後療法個別化進む乳がん治療術後療法鍵は有効性にあらず早期乳がんに対する術後ホルモン療法は、アロマターゼ阻害剤(AI)の5年投与か、タモキシフェンからAIへのスイッチか。術後化学療法が不要な患者群は存在するのか。2009年12月9日〜13日、米国テキサス州サンアントニオのHenryB.GonzalezConventionCenterで開催された第32回サンアントニオ乳がんシンポジウム(SABCS)でのトピックスを交えながら、早期乳がん術後療法の今を探る。◆術後ホルモン療法最大規模の臨床試験「TEAM」結果報告ホルモン受容体陽性(ER+)乳がんの増殖や進行を抑制するホルモン療法において、長年にわたって中心的役割を果たして来た“選択的エストロゲン受容体機能調節物質(SERM)”...