薬食審・第二部会 ジェムザールの乳がん適応追加を了承
公開日時 2010/01/29 04:00
厚生労働省の薬食審・医薬品第二部会は1月28日、日本イーライリリーの抗がん剤ジェムザール注射用(一般名:ゲムシタビン塩酸塩)の適応に「手術不能、再発乳がん」を追加することを了承した。用法・用量も新たに設定された。実質的な審査を終えている報告品目扱いのため、同省は2月中に承認する方針。
同省によると、申請にはパクリタキセルとの併用とパクリタキセル単剤との比較試験結果が提出され、併用群の生存期間が18.6ヵ月と単剤群より2.8ヵ月長く、統計学的に有意に延長したとの結果が示された。