インフルエンザ予防接種 子どもへの接種に親は消極的?
公開日時 2009/11/16 04:00
例年より早い流行が懸念されるインフルエンザ。製造が需要に追いつかないと懸念されるなか、米国での予防接種の優先順位はまずは妊娠中の女性そして子どもです。が、最近の米国での世論調査で親の4割近くが「子どもには予防接種をさせない」と回答して、議論を喚起しました。(メディカルジャーナリスト西村由美子)実は、この世論調査結果、米国人にはさほど意外ではなかったものと思います。子どもに接種させない理由としてはたとえば「副作用が心配」とか「テストが不十分」などと報道されていますが、実は、根底にあるのは小児医療に対するアメリカの常識。従来から学校でもインフルエンザの予防接種が実施されている日本では想像しにくいことではないかと思いますが、そもそも米国では従来18歳未満の子どもにはインフルエンザの予防接種はしない...