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厚労省・安全性情報 三環系・四環系抗うつ薬の攻撃性副作用に注意喚起

公開日時 2009/08/28 04:02

厚生労働省は8月26日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.260)を公表し、三環系・四環系抗うつ薬など12成分の攻撃性などの副作用について改めて注意喚起を行った。これまでSSRIとSNRIによる攻撃性の副作用については指摘されてきたが、副作用報告を整理・調査した結果、三環系・四環系抗うつ薬などでも同様の注意喚起が必要と判断した。

SSRIとSNRI以外の抗うつ薬としては、三環系抗うつ薬で8成分(アミトリプチリン塩酸塩、アモキサピン、イミプラミン塩酸塩、クロミプラミン塩酸塩、ドスレピン塩酸塩、トリミプラミンマレイン酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、ロフェプラミン塩酸塩)、四環系抗うつ薬で3成分(セチプチリンマレイン酸塩、マプロチリン塩酸塩、ミアンセリン塩酸塩)のほか、トラゾドン塩酸塩とスルピリドがある。

これらの薬剤について、販売開始から09年5月15日までの副作用報告で、敵意/攻撃性などに該当するもので、傷害などの他害行為があったのは13件。そのうち、クロミプラミン塩酸塩とセチプチリンマレイン酸塩、トラゾドン塩酸塩のそれぞれ1件で医薬品と他害行為の因果関係が否定できないと評価、類似の薬理作用である三環系・四環系抗うつ薬とトラゾドン塩酸塩については注意喚起が必要とした。スルピリドについては、併用されたSSRIの影響が大きいと考えられるため今後の副作用報告を注視していくこととした。

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