厚労省 安全性情報、ベプリコールとイリノテカンを掲載
公開日時 2008/07/23 23:00
厚生労働省は7月23日、医薬品・医療機器等安全性情報(No.248)を公表した。
使用上の注意の改訂を指示した、シェリング・プラウの頻脈性不整脈・狭心症
治療薬ベプリコール(5月30日付)とヤクルト本社/第一三共の抗がん剤カン
プト/トポテシン(6月16日付)の内容を改めて紹介。
ベプリコールは投与中に間質性肺炎が現れることがあるため、臨床症状の観察
や定期的な胸部X線の検査などを行うこととした。カンプト/トポテシンは、
同剤の活性代謝物(SN-38)の主な代謝酵素における2つの遺伝子多型につい
て、いずれかをホモ接合体、またはいずれもヘテロ接合体として持つ患者は、
SN-38の代謝が遅延し重篤な副作用が発現する可能性が高くなると注意喚起し
た。