製薬協 届出価格承認制/「エグゼンプト・ドラッグ」の設置を提案
公開日時 2007/07/11 23:00
日本製薬工業協会は7月11日、新たな薬価制度案を公表した。新規収載価格は、
販売企業が届け出た価格に対し新薬評価組織(仮称)の評価をもとに中医協が
承認する「届出価格承認制」を提案。また、特許期間もしくは再審査期間中、
その他国が定める医薬品は価格改定の対象から除外する「エグゼンプト・ドラ
ッグ」の設置を求めた。ただし、特許失効後は後発品上市時の先発品価格を一
定幅引き下げることを認める。2010年から改革を開始、15年完了を目指す。
基本的方向性の1項目として、制度改革の内容そのものによる財政への影響は
及ぼさない「財政ニュートラルの堅持」を明記。改革後の市場構造のイメージ
として金額ベースで新規医薬品75%(03年55%)、長期収載品15%(40%)、
後発品10%(5%)、数量ベースで各42%(42%)、28%(43%)、30%(15%
)のシェアを示した。