武田薬品 HPV感染症治療薬の全権利獲得、肥満症・がん治療薬でも提携
公開日時 2007/04/01 23:00
武田薬品工業は3月30日、米3M社から子宮頚異形成を伴うヒトパピローマウイ
ルス(HPV)感染症治療薬R-851に関する全ての権利を譲り受けることで合意し
たと発表した。米国でフェーズ2段階。
韓国のLG社とは肥満症分野での創薬標的を対象とする共同研究契約を締結。LG
が前臨床段階で薬効を確認した臨床開発候補化合物の独占的評価・選択権を持
ち、その後の研究、開発、販売を行う。共同研究で見出された肥満症治療薬に
ついて韓国・ベトナムを除く全世界での独占的販売権と、インドでの半独占的
販売権を取得。契約一時金、研究費用、マイルストーン、ロイヤリティの総額
は最大で1億ドル超になる可能性があるとしている。
また、国内創薬ベンチャーのキャンバスが創製、開発中のがん治療薬(G2期チ
ェックポイント阻害剤)CBP501とバックアップ化合物に関する共同事業化契約
を締結した。全世界を対象とした独占的開発・製造・販売権を取得。米国では
共同開発しコ・プロモーションする。米国でフェーズ1段階。