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GSKセミナー 性器ヘルペスの再発予防の重要性強調

公開日時 2006/10/09 23:00

東京慈恵会医科大学付属青戸病院の本田まり子教授(皮膚科)は10月5日に都
内で講演し、性器ヘルペスの再発予防の重要性を強調した。
性感染症の中で性器ヘルペスは女性で2番、男性で3番目に多く、再発も多い。
継続して再発抑制療法を行うことによる、HIVなどの性感染症の蔓延防止効果
も指摘した。日本化学療法学会、日本感染症学会、グラクソ・スミスクライン
(GSK)が共催したセミナーで語ったもの。

性器ヘルペスの再発抑制療法は、世界50ヵ国以上で承認されており、米国CDC
(疾病予防管理センター)のガイドラインなどでも推奨されている標準的な治
療法。国内では9月に初めてバルトレックス(GSK)が再発抑制の適応を取得
した。

富山大学医学部の白木公康教授(ウイルス学)は、バルトレックスの効果に関
して、▽神経節からの増殖・供給と性器での増殖を止める▽パートナーへの感
染抑制▽再発抑制効果によるHIV感染抑制効果の可能性がある(現在、臨床試
験中)▽薬剤負担が軽い――といった特徴をあげた。胎児への安全性データの
蓄積は不十分なため、妊娠が判明した時点で抑制療法を中止する必要があると
いう。

性器ヘルペス推定患者数は年7万~8万人で、うち再発抑制療法の対象患者は
7000~9000人とされる。バルトレックスは国内で00年10月に発売され、錠剤、
顆粒剤がある。05年の売上はグローバルで約1400億円(対前年比21%増)、国
内で約170億円(薬価ベースでの推計)。

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