大正製薬 後発品参入のクラリス1.5%増
公開日時 2006/11/09 23:00
大正製薬は11月9日、07年3月期中間決算を発表した。医薬事業は前年同期比
6.7%減の442億円(医療用は2.9%減の386億円)となり、概ね計画通り。7月
に後発品が参入したクラリス(抗菌薬)は「それほど大きな影響はなかった。
味を良くしたドライシロップ改良品の発売が薬価改定や後発品対策に効果的だ
った」という。
利益面では、クラリス(米アボットのバイアキシン)の海外売上に対するロイ
ヤリティ収入が特許切れで激減した影響で大幅に減少した。
通期業績予想は7月と10月に下方修正しており、前回(10月11日)から変更し
ていない。
2012年度の中期業績目標として売上高2900億円以上、経常利益率15%を掲げた。
●〔連結業績(前年同期比)〕
売上高 1219億7100万円(9.2%減)
営業利益 147億1700万円(42.5%減)
経常利益 164億2300万円(37.6%減)
純利益 123億2900万円(20.8%減)
●〔中間実績(前年同期)通期予想(前回7月予想)、億円〕
(連結)
クラリス 121(120)270(273)
パルクス 58(63)110(112)
ペントシリン 31(34)63(64)
ロルカム 22(24)42(43)
トミロン 17(20)38(38)
オゼックス 14(15)32(33)
メトリジン 11(11)20(21)
リーマス 12(12)23(23)
ソロン 9(10)17(18)
ルプラック 10(10)20(19)
パシル 6(6)12(14)