明治製菓 次期中計、研究開発型企業として事業基盤強化
公開日時 2006/01/11 23:00
明治製菓は1月11日に開いた新春懇談会で、06年度にスタートする新中期経営
計画で、医療用医薬品事業について国内営業力強化やジェネリック事業の拡大、
中国事業を中心とする海外事業の強化、開発品目の開発迅速化を柱にする方針
を発表した。
感染症と中枢神経系に重点投資し、研究開発型製薬企業として生き残りを図る
姿勢に変更はない。このため、研究開発費を維持する必要があり、急成長が予
想されるジェネリック事業の強化拡大を図るとした。今年度の50億円から100
億円の早期達成に向け、感染症領域の新製品投入を計画。
国内営業力強化では、メイアクト(セフェム)、オメガシン(カルバペネム)、
ハベカシン(MRSA)、スオード(キノロン)、デプロメール(SSRI)、メイラ
ックス(抗不安薬)を重点普及品目と位置づける一方、海外事業では、とくに
抗菌薬市場が拡大する中国市場で自社販売に注力する。
開発面では、開発迅速化に向け、ME1211(カルバペネム、フェーズ2b)、Org
3770(抗うつ剤、フェーズ2b)、ME3301(アレルギー性鼻炎、フェーズ2a)、
ME3738(慢性C型肝炎、フェーズ2a)に優先的に資源配分する。