06年年頭所感集
公開日時 2006/01/05 23:00
●武田薬品工業(長谷川閑史社長)「研究開発パイプラインの強化は06―10年
度中期計画期間中、さらにはその先の自律的かつ市場の伸びを上回る持続的成
長という、あるべき姿の実現に向け、必ず達成しなければならない課題。あら
ゆる可能性を追求し、チャンスがあれば決して諦めずに徹底的に挑戦していく」
●第一三共(庄田隆社長)「今年は新会社の骨格を築き、本格的な準備を進め、
きちんと細部を詰め、新たな事業会社を竣工させる年。07年4月にはグローバ
ル・ファーマ・イノベーターとして世界に向けて存在を明らかにしていくのが
私たちの経営統合の姿」
●三共(池上康弘社長)「過去5年間の改革の集大成として全力投球していく。
07年4月からの完全事業統合には、今以上の実力を身につけ、新しい道を歩み
始めたい」
●第一製薬(森田清社長)「年度基調をグローバル・ファーマ・イノベーター
実現に向けた事業統合の完遂と競争力強化とする」
●アステラス製薬(竹中登一社長)「競争優位を確立していくとともに、アス
テラスの方向性を全社員が共有し、研究開発型グローバル企業へ更なる進化を
遂げていきたい」
●エーザイ(内藤晴夫社長)「06年は大いなる逆転の幕開けの年として、社員
一人ひとりが大いなる逆転の意味を考え、実践していきたい」
●中外製薬(永山治社長)「非常に有望な多くの開発品の上市を間近に控え、
飛躍的発展の機会を迎えているが、それを実現するための資源は質・量ともに
満足できるものではない。06年は10年に向け大きくジャンプするためのスプリ
ングボードの役割を果たす、非常に重要な年と考えている」
●大正製薬(上原明社長)「大正富山医薬品では、今年も重点化・集中化を合
言葉に、感染症領域と炎症免疫領域での国内トップを目指し、更なる営業力強
化を図っていく」
●三菱ウェルファーマ(小峰健嗣社長)「医薬の概念が変わろうとしている変
革期だからこそ、ヘルスケアセグメントのグループ各社と提携できる当社に明
日への最適化の勝機があると確信している」
●万有製薬(平手晴彦社長)「今年はメルクグループの一員として、日本にお
ける長期にわたる成功と成長のための攻めの姿勢でビジネスに邁進していく」
●塩野義製薬(塩野元三社長)「05年はフィニバックス、アベロックス、クレ
ストールと新製品を3品目上市できた。全てが今後の塩野義製薬を支える主力
製品と位置づけており、本格的な成長に向けたステージに入る体制が整ってき
た」
●田辺製薬(葉山夏樹社長)「レミケードを確実に大型製品に育成する。また、
研究活動から有望な新薬候補品がコンスタントに創出されてきており、将来の
成長を確固たるものとする条件が整いつつある。新たな未来を切り開くために
一歩前に踏み出す年にしたい」
●協和発酵(松田譲社長)「ピンチをチャンスに変える―これからは本当に研
究開発力のある企業のみが生き残れると考えれば、我々にも大いにチャンスが
ある」
●日本新薬(初山一登社長)「厳しい環境への適応と逞しい活力が求められる
試練の年になると思われる。原点に回帰し新薬開発と技術革新の推進で経営基
盤の強化に努めたい」
●日本医薬品卸業連合会会長(松谷高顕会長)「薬価改定後の価格交渉におい
て、医療機関・薬局側の強力なバイイングパワーの発揮が予想され、医療用医
薬品市場の前途は未曾有の厳しさが待ち構えている。医療機関・薬局との取引
の場において、卸の立場に理解が得られるよう努められることが肝要」