中医協は11月25日の総会で三和化学研究所の２型糖尿病治療薬「セイブル錠」
（一般名・ミグリトール）など４製品の薬価収載を決定した。

類似薬効比較方式１で算定されたのはα-グルコシダーゼ阻害薬として３番目
のセイブル錠（25mg32.60円、50mg57.60円、75mg80.30円）
と、グラクソ・スミスクラインの抗生物質「クラバモックス小児用ドライシロ
ップ」（オーグメンチンESから商品名変更）。クラバモックスは有用性加算２
と外国平均価格調整（引き上げ）を受けて225.40円となった。

類似薬効比較方式２（新規性に乏しい新薬）で算定されたのはバイエル薬品の
ニューキノロン系抗菌剤「アベロックス錠400mg」（塩酸モキシフロキサシン）
で544.40円。

参天製薬の春季カタル治療薬「パピロックミニ点眼液0.1％」（シクロスポリ
ン）は類似薬がない原価計算方式で算定され212.60円となった。

●〔ピーク時売上予測〕
セイブル　　　　162億円（発売10年後）
クラバモックス　1.6億円（６年後）　
アベロックス　　56億円（５年後）
パピロックミニ　1.79億円（４年後）