小野薬品工業が11月９日に発表した06年３月期中間決算は増収増益となった。
抹消循環障害改善剤オパルモンをはじめとする主力品の売上げが大幅に伸長し、
販売費や一般管理費の伸びを吸収した。通期業績予想は、主要製品が引き続き
伸長することが見込まれ、売上高は前期比2.8％増となる見込み。営業利益は、
研究開発費が前期比36億円増と大幅に拡大する計画のため、前期比4.2％減と
なる見通しだ。


●〔連結業績（前年同期比）通期予想（当初）〕
売上高　　　　739億4800万円（4.9％増）1494億円（1488億円）
営業利益　　　315億5300万円（7.9％増）
経常利益　　　330億9300万円（8.6％増）596億円（620億円）
純利益　　　　202億6900万円（同額）358億円（368億円）

●〔主要品売上高（前年同期）通期予想（当初）、単位：億円〕

キネダック　　　113（117）217（210）
フオイパン　　　80（83）159（163）
オノン　　　　　128（112）262（255）
同ドライシロップ39（35）92（92）
オパルモン　　　159（138）333（313）
カタクロット　　38（41）77（80）
プロスタンディン36（39）72（73）
同500　　　　　12（13）24（23）
エフオーワイ　　10（11）21（21）
同500　　　　　27（29）54（52）
エラスポール　　26（20）60(75)
オノアクト　　　２（１）５（４）