武田薬品工業は11月４日、06年３月期中間決算を発表した。売上高は、期初予
想5700億円に対して5998億円と約300億円上回った。しかし、研究開発費（前
年同期比285億円増）や米国での新製品発売準備費など販管費が膨らみ営業減
益。

営業外損益のうち米TAPからの「持分法による投資利益」は同１億円減少した
ものの、受取利息（同66億円増）の大幅増などでカバーし、経常増益となった。
上期の売上好調を要因に通期予想を上方修正した。


●〔連結業績（前年同期比）通期予想（期初予想）〕
売上高　　　　5998億4200万円（5.8％増）１兆1950億円（１兆1550億円）
営業利益　　　2152億4600万円（1.7％減）
経常利益　　　2594億2700万円（1.9％増）4650億円（4450億円）
純利益　　　　1812億7400万円（11.0％増）3100億円（2950億円）

●〔主要品売上高（前年同期）、単位：億円〕

（国内単体）
ブロプレス　　　603（485）
ベイスン　　　　329（303）
リュープリン　　313（296）
タケプロン　　　270（229）
アクトス　　　　109（71）
ベネット　　　　77（67）
セルタッチ　　　73（71）
パンスポリン　　65（68）
アイソボリン　　60（52）
グロベニン　　　42（40）
カルスロット　　39（46）
ダーゼン　　　　38（37）
ファーストシン　38（39）
リウマトレックス33（31）
ロイコボリン　　33（15）　
　

（全世界・連結）
リュープロレリン　622（581）　
ランソプラゾール　860（856）　
カンデサルタン　　930（751）　
ピオグリタゾン　　1113（928）