厚労省 06年改定、後発品促進や非処方せん薬の保険給付外しも検討へ
公開日時 2005/10/19 23:00
厚生労働省が10月19日に公表した医療制度改革試案には、06年診療報酬改定で
の薬剤給付の見直しも検討項目に入った。後発品の使用を進めるため、処方せ
ん様式を変更するほか、長期収載品の薬価算定に後発品の市場実勢価格を反映
させるルールも導入する。医薬品業界に打撃を与える可能性も出てきた。
また、医療上の必要性を踏まえた医薬品の保険給付を検討する予定。今後の議
論次第では、OTC類似薬である「非処方せん薬」も保険給付から外される可
能性もある。特に財務省は、厚労省に対して非処方せん薬の保険給付外しを強
く求めるなど、医療費抑制策のターゲットとしている。