【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

大阪医科大など ジプレキサ使用で単剤化促進

公開日時 2005/10/13 23:00

独自作成した統合失調症治療アルゴリズム(手順)の活用が、抗精神病薬の単
剤化に役立ったことが、10月13日の日本臨床精神神経薬理学会で報告された。
難治性の患者など治療の最終段階でジプレキサ(日本イーライリリー)の使用
を盛り込んだのが特徴。抗精神病薬の多剤併用大量療法が問題となる中で、単
剤療法への切り替えを推進する手法として注目される。 

大阪医科大学医学部神経精神医学教室および大阪精神医学研究所新阿武山病院
による研究成果。菊山裕貴医師によると、独自のアルゴリズムの臨床導入によ
って単剤化率は02年の40%から、04年には80%に上昇したという。

多剤併用の最大の原因として、合理的かつ近代的な薬物治療アルゴリズムの未
導入が挙げられる。海外のアルゴリズムは難治性患者など最終段階でレポネッ
クス/クロザリル(クロザピン)を選択するものが多いが、国内での上市が遅
れている。そこで、菊山氏らは代用にジプレキサを盛り込んだ。

菊山氏は「ジプレキサは神経発達によるネットワーク増大をもたらし、疾患の
進行を遅らせる、または引き戻してくれる。アルゴリズムの活用で社会復帰を
より促進する治療が可能になる」と期待感を示した。

プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(1)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
【MixOnline】関連(推奨)記事


ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー