順天堂大・安宅医師 ジプレキサ服用患者の体重変化を検討
公開日時 2005/10/12 23:00
順天堂大学医学部精神医学講座の安宅勇人医師は10月12日の日本臨床精神神経
薬理学会で、ジプレキサを服用した外来、入院患者の体重増加群で体重増加率、
増加量を比べた結果、外来の方がそれぞれ2倍、1.5倍も増加が顕著だったこ
とを報告した。
また、外来体重増加群では、服用開始後1年~1年半かけてゆるやかに増加す
る傾向があり、投与前に比べて15kg以上増加した症例の多くは耐糖能異常を示
したという。安宅氏は「15kgの体重増加が、耐糖能異常を示すポイントになる。
早期の段階でカロリー摂取などの栄養指導が必要」と語った。