エーザイは9月22日、熊本県内の医療関係者など2757人分の個人情報が入っ
た外付けハードディスク（HDD）を熊本市の営業所内で紛失したと発表した。
HDDには熊本県内の医療関係者（1459人分）、代理店関係者（335人分）、エー
ザイ社員（963人分）の個人情報が保存されていた。
　
紛失した場所は熊本コミュニケーションオフィス内。9月9日金曜日午後９時
頃、MRがHDDを営業所内の机の上に置いて帰宅した。しかし、12日月曜日午
前８時に出社した時には机の上からHDDは消えていたという。土日に第三者
が侵入した形跡はなく、紛失した原因はわかっていない。

外付けHDDは、社内で業務用パソコンに接続して使用するもの。エーザイは社
外への持ち出しを禁止するなど管理を徹底していた。

同社広報部は「ハードディスクは独自のセキュリティ・ソフトで保護しているため、
第三者がアクセスする可能性は極めて低い。個人情報の不正利用は報告されていな
いが、関係者には誠意を持って対応したい」としている。