アボット ホクナリンテープ、COPD治療でセレベントと同等以上改善
公開日時 2005/09/20 23:00
アボットジャパンとマルホは9月20日、両社が共同販売する気管支拡張剤「ホ
クナリンテープ」が吸入タイプである「セレベント」に比べて、COPD治療で同
等以上の有効性があることが判明したと発表した。順天堂大学の福地義之助教
授らの臨床研究で明らかになった。
試験は、中等度または重度の安定期 COPD患者119人を対象に国内の16大学病院
で行った。就寝前の呼吸機能や呼吸困難度をみると、両剤に有意差はなかった
ほか、夜間睡眠時はホクナリンテープ群がセレベント群を上回る改善をみせた。
ホクナリンテープの04年売上高(薬価ベース)は両社合わせて203億円。