小野薬品 新規エイズ薬、導出先のGSKが開発計画変更
公開日時 2005/09/20 23:00
小野薬品は9月20日、導出先のグラクソ・スミスクライン(GSK)が開発するエ
イズ治療薬「ONO-4128/873140」について、欧米の後期フェーズ2試験で治験
薬との因果関係が否定できない肝機能検査値の異常変動が発生し、開発計画を
変更するとの報告を受けたと発表した。
小野薬品によると、GSKは既存のエイズ薬で治療経験がないHIV感染症患者を対
象とした後期フェーズ2試験を中止した。また、今夏に開始したフェーズ3試
験は、肝機能に関するエントリー基準を厳格にするほか、臨床試験計画書を一
部変更して継続するとしている。