武田薬品 米国でPPIプレバシド後継品がフェーズ3入り
公開日時 2005/08/30 23:00
武田薬品工業は8月30日、創製したPPIのTAK-390MRについて、米TAP社(武田
と米アボット社折半出資)が米国でフェーズ3を開始すると発表した。TAK-39
0MRは、ランソプラゾール(国内販売名:タケプロン、米販売名:プレバシド)
の光学異性体(化学的・物理的性質は同じだが、生理作用が違うことが多い)
を独自技術により有効血中濃度を持続させた製剤。現在TAP社が販売している
プレバシドの後継品第一優先化合物と位置づける。
武田とTAP社が行ったフェーズ1成績に基づき、TAP社がFDAと協議した結果、
ランソプラゾールの臨床使用実績が豊富なことから、フェーズ2をスキップし、
フェーズ3を開始できることになった。