万有製薬 J-LITサブ解析、血清脂質値改善は脳梗塞発症率低下に重要
公開日時 2005/08/25 23:00
万有製薬は8月25日、日本人を対象としたスタチン系リポバスの大規模臨床試
験J-LITのサブ解析結果から、血清脂質値の改善が脳梗塞の発症率を低下させ
るために重要であることが示されたと発表した。脳梗塞に関して血清脂質値は
血圧と独立した危険因子であることもわかった。脳出血と血清脂質値との関係
は認められなかった。
J-LITは、日本人の高脂血症患者約5万人を対象に1日5mgから10mg投与し血
清脂質値と虚血性心疾患の発生頻度との関係を検討した。サブ解析は脂質値と
脳血管疾患(脳梗塞および脳出血)の発症率を6年間追跡調査したもので、結
果が日本循環器学会の学会誌サーキュレーションジャーナルに掲載された。