厚労省 抗うつ薬SSRI、ピモジドとの併用禁忌に
公開日時 2005/08/24 23:00
厚生労働省は8月24日、抗うつ薬SSRIのパロキセチンとフルボキサミンの添付
文書について、「重大な副作用」に抗精神病薬ピモジドとの併用禁忌を加え、
使用上の注意を改めるよう業界団体を通じて関係企業に通知した。
パロキセチンを販売するグラクソ・スミスクラインによると、海外の薬物相互
作用試験で、SSRIとピモジドを併用した患者にピモジドの
血中濃度が上昇して、心血管系に副作用があらわるケースがあったという。統
合失調症患者はうつ症状を併発することが多く、抗精神病薬と併用するケース
がある。