公明党マニフェスト がん対策や新たな高額療養費制度に焦点
公開日時 2005/08/17 23:00
公明党が8月16日発表したマニフェスト(政権公約)によると、6つの改革を
掲げた中で医療分野を重点項目に据えている。がん対策予算の倍増や新たな高
額療養費制度の設置、アレルギー疾患対策の抜本的な強化などを掲げた。
がん対策では、地域がん診療拠点病院やがん情報センターの整備、専門医の育
成、新しい治療法・治療薬の開発促進を実行する方針。高額療養費制度につい
ては、医療と介護に必要な自己負担分を家族で合算し、高額な負担が生じた場
合には軽減を図る制度を導入する。
アレルギー疾患対策は、国公立病院にアレルギー科を増設するほか、全国で公
立・民間病院のネットワークを強化するという。
一方、女性に向けた医療政策として、全都道府県で女性専門外来の開設をめざ
す。生涯を通じた健康支援策としては、骨粗しょう症や貧血、乳がん、子宮疾
患などの予防・早期治療に向けて成人女性の健診を普及するとしている。