中外製薬 腎領域で専門MR導入へ
公開日時 2005/08/09 23:00
中外製薬は腎領域で専門MRを導入する方針を決めた。最主力のエポジン(腎性
貧血)の競争優位性を持続するのがねらい。キリンビールが開発中のアラネス
プ参入の影響を最小限にとどめる。約300人体制を検討。
中外の専門MRは、セルセプト(免疫抑制剤)担当が7人いるほか、がん専門を
現在の110人から07年までに330人に拡充する方針。さらに、抗体医薬MRAに関
して、6月にキャッスルマン病治療薬として発売し、専門MR7人を置いた。国
内でMRAの関節リウマチのフェーズ3を終了しており、7人から一挙に150人に
拡充する計画。
中外の永山治社長は8月4日の中間決算説明会・懇談会で、国内MR数について
「2010年までに最低1800人は必要だ」と述べたが、構成はエリア担当1000人強、
腎専門300人強、がん専門300人強、MRA150人強となる見通しだ。