オリンパス・テルモ 資本提携、医療機器の共同開発強化
公開日時 2005/08/04 23:00
オリンパスとテルモは8月4日、資本提携を結び、医療機器事業の業務提携を
強化すると発表した。研究開発力や経営資源を相互に活用して、グローバル市
場で勝ち抜く医療機器の開発をめざす。
オリンパスが第三者割当増資により681万1000株をテルモに譲渡する。一方、
テルモは金庫株の471万5400株をオリンパスに譲り渡す。譲渡予定日は8月22
日。これによりオリンパスはテルモ発行済み株式の2.2%、テルモはオリンパ
ス株式の2.5%を取得する。
両社は01年、医療機器開発に関する包括的な業務提携契約を締結。共同開発に
よって3製品を市場に送り出した。内視鏡などの消化器分野に強みを持つオリ
ンパスと、カテーテルといった循環器分野を得意とするテルモ。両社の開発力
を融合させた新しい医療機器を開発して、未開拓分野にも積極的な進出を図る。
また、海外の物流拠点を相互に活用したり、欧米市場への共同進出も視野に入
れるという。