厚労省 高度先進医療の条件緩和、小規模病院にも拡大へ
公開日時 2005/08/03 23:00
厚生労働省は8月2日、保険診療と保険外診療の併用を例外的に実施できる高
度先進医療について、対象病院を拡大する方針を決めた。同日開かれた中央社
会保険医療協議会総会が拡大案を了承した。これまでは病床数300床以上の
大病院に限定していたが、医療技術ごとに設定された実施要件をクリアすれば、
小規模病院でも高度先進医療を実施できる。
具体的には、関連学会の専門医や認定医を配置し、検査体制や緊急手術を行え
るなどの一定の条件を満たせば、病床数に関係なく高度先進医療が可能になる。
中医協は2日、拡大案を了承し尾辻秀久厚労相に答申した。健康保険法などの
関連法改正後に対象病院の拡大が実施される見通しだ。