日本卸連 薬価調査協力要請に諾否保留
公開日時 2005/07/21 23:00
日本医薬品卸業連合会(松谷高顕会長)は7月21日、厚生労働省から同日要請
のあった薬価調査への協力に関し、諾否を保留したことを明らかにした。同省
が調査実施前に薬価算定のルールを明確にし、不適正な取引慣行にも何らかの
改善策を示すべきとの判断に立ったもの。これらへの回答を待って態度を決め
る。
この日、厚労省の二川経済課長が卸連を訪れ、調査協力を要請。これに対し松
谷会長は、調整幅「2%」を維持するとともに、新たな解釈やルールによる引
き下げを行わないよう求めた。また、未妥結・仮納入といった取引慣行が是正
されない現状に不満を表明、調査に応じるかどうかは「改善内容次第」と伝え
た。