武田薬品 PPD社から新規糖尿病治療薬の権利返還受ける
公開日時 2005/07/14 23:00
武田薬品工業は7月14日、米ファーマシューティカルプロダクトディベロップ
メント社(PPD)と武田の100%子会社である武田サンディエゴ社(旧シリック
ス社)が共同開発中の新しいタイプの糖尿病治療薬DPP4阻害薬について、武田
がPPD社保有の開発・販売権を取得したと発表した。同阻害薬は旧シリックス
社の創製で、03年11月にPPD社に共同開発・販売権を許諾していたが、武田に
よるシリックス社買収を経て、権利返還を受けたもの。
武田はPPD社に契約一時金1500万ドルとともに開発、販売の進捗に応じたマイ
ルストンと売上高に応じたロイヤリティを支払う。また、欧米のフェーズ2、
3でPPD社をCROとして活用する。同阻害薬には2つの開発化合物があり、ひと
つがフェーズ2、もうひとつがフェーズ1の段階。