製薬協 新薬の申請価格協議方式提案、長期収載品価格抑制策は触れず
公開日時 2005/07/13 23:00
日本製薬工業協会は7月13日、新薬の薬価算定に関する提案「申請価格協議方
式(仮称)」を発表した。製薬企業が自ら価格を算定し、その申請価格を薬価
算定組織に説明・協議する仕組みが骨子。実現すれば、製薬各社の力量が今以
上に問われることになりそう。【内容は下段に掲載】
新薬について価値に見合った薬価を求める代わりに、長期収載品の価格を抑制
してバランスを取る考え方は盛り込まなかった。長期収載品の比重が大きい会
員への配慮が読み取れる。
7月27日の中医協・薬価専門部会で業界からのヒアリングが予定されているが、
「この提案をベースに意見陳述と要望を行うことを始め、関係団体および関係
者の理解と協力を得ながら実現を目指す」としている。