アステラス パイプラインの現状説明
公開日時 2005/07/06 23:00
アステラス製薬は7月6日、「R&Dミーティング」を開き、研究・開発に関す
る基本方針と現状を説明した。竹中登一社長は08年~09年にかけての米国での
プログラフ、ハルナールの特許切れを控え、「パイプラインの枯渇化を心配し
ていたが、消化器や泌尿器の領域には短期間で上市できる製品もあり、やや持
ち直した」と分析。同時に、物質名を公表していない「シャドーパイプライン」
をいかに実現するかが課題だと述べた。主要品目の現状は以下の通り。
YM087(低ナトリウム血症)=6月末FDAへの追加データ提出完了。05年度中米
国発売予定。
YM905(過活動膀胱に伴う頻尿等)=06年度前半国内発売予定。
YM617(タムスロシン適応・剤形追加)=小児への適応拡大を米国で検討中。W
OWTAB-SR製剤(口腔内崩壊錠)として06年米国申請予定。
YM060(下痢型過敏性腸症候群)=国内06年3月申請、欧州08年半ば申請予定。