厚労省・安全性情報 セロクエル副作用で70代男性死亡
公開日時 2005/03/31 23:00
厚生労働省は3月31日発表した医薬品・医療用用具等安全性情報No.211で、
静岡フジサワの抗精神病剤「セロクエル」(一般名:フマル酸クエチアピン)
との関連が否定できない無顆粒球症、白血球減少の副作用が6例あったとして、
添付文書の改訂を指示したことを明らかにした。また、日本イーライリリーの
骨粗鬆症治療剤「エビスタ」(塩酸ラロキシフェン)でも同様に、関連の否定
できない肝機能障害が4例報告され、添付文書改訂を指示した。
このうち、セロクエルでは04年、70代の男性が投与開始から1ヵ月余で、無顆
粒球症、白血球減少の症状を呈し、肺炎を併発して死亡した。