富士レビオ、エスアールエルともに減益
公開日時 2005/02/27 23:00
富士レビオとエスアールエル(SRL)は2月25日、04年12月期決算を発表した。
富士はインフルエンザ試薬販売が前年比約110万検体減少、研究開発費増大、
持分法投資利益(SRL)減少などにより減収減益。SRLは、滅菌、調剤薬局、
治験CRO等医療マネジメントサポート事業は増収だったものの、コアビジネス
の臨床検査事業の減収により減益。
SRLは05年4月に調剤2社をアインファーマシーズに譲渡し、売却益を臨床検
査事業に投入して収益性改善を図る。また、富士とSRLが経営統合して05年7
月に発足するみらかホールディングスは早期に高収入体質固めを行い、04年12
月期調整P/L(調剤事業除外)での売上高1365億円、営業利益102億円から、06
年3月期は売上高1420億円、営業利益126億円、08年3月期には売上高1650億
円、営業利益185億円をめざす。
●富士レビオ〔連結業績(前期比)〕
売上高 290億2000万円(4.6%減)
営業利益62億1000万円(15.5%減)
経常利益67億8000万円(18.0%減)
純利益 41億7000万円(17.3%減)
〔05年1-3月期予想(SRL業績を連結)〕
売上高 334億円
営業利益12億円
経常利益11億円
純利益 1億円
●エスアールエル〔連結業績(前期比)〕
売上高 1176億円(1.3%増)
営業利益45億3000万円(2.0%増)
経常利益47億7000万円(0.6%減)
純利益 19億8000万円(60.1%減)
〔05年1-3月期予想〕
売上高 277億円
営業利益7億円
経常利益7億円
純利益 1億円