厚労省 クラリスロマイシンなど副作用で安全性情報
公開日時 2004/07/29 23:00
厚生労働省は7月29日に公表した「医薬品・医療用具等安全性情報」No.203で、
マクロライド系抗生物質製剤「クラリスロマイシン」(先発品はクラリシッド、
クラリス)との関連が否定できない劇症肝炎、肝不全の症例が3例報告され、
うち2人が死亡したことを明らかにした。
また、止血剤「オレイン酸モノエタノールアミン」(製品名:オルダミン注射
用)でも急性呼吸窮迫症候群が5例報告され、2人死亡。代謝拮抗剤「テガフ
ール・ギメラルシル・オテラシルカリウム」(ティーエスワンカプセル)で、
消化管穿孔が9例報告され3人死亡した。アルキル化剤「メルファラン(注射
剤)」(アルケラン静注用)で、肝中心静脈閉塞症の報告が4例あり、1人死
亡した。いずれも添付文書の改訂を指示している。