長野病院・武藤副院長 DPC調査病院「手挙げ方式」で増加か
公開日時 2004/02/11 23:00
国立長野病院の武藤正樹副院長は2月9日、メディカルコンソーシアム第121
回定例研究会(主宰・山田隆司亀田総合病院幕張事業部管理部長)で後発医薬
品について講演。DPC(診断群分類)による包括評価対象病院について、すで
に導入している特定機能病院で後発品への切り替えなどにより収益が上がって
いる実績を示しながら、「DPC調査病院、DRG試行病院の、民間と国立を合わせ
た約50病院が次のターゲット。4月にDPC調査参加希望病院を手挙げ方式で募
集すると、また増えるだろう」と見通した。
DPC対象病院について中医協は、民間病院などへの拡大を求める支払い側委員
と、DRG試行病院にとどめるべきとする診療側委員の意見が対立し、1月30日
を最後に審議はストップしたまま。4月1日の診療報酬改定実施に向け、今週
中に再開し諮問、答申を目指す。