中外製薬 タミフルドライシロップ、品質問題で供給計画下方修正
公開日時 2003/12/21 23:00
中外製薬は12月19日、抗インフルエンザウイルス剤タミフルドライシロップ3%
の03―04年シーズンの最大供給可能数量を当初予定した520万人分(昨シーズ
ン実績の7.6倍)から400万人分に変更すると発表した。同剤について、輸入元
が最終製品化し日本を含めグローバルに供給される製品と、日本向けに輸入し
た顆粒を中外製薬鎌倉工場で最終製品化する2種類を供給する体制を整えたが、
日本で最終製品化される輸入ロットの一部に、専用輸入容器充填装置の洗浄不
足から他剤が微量混入していることが判明したため。
「過去最大級の流行規模が生じた場合、供給が十分とは言えない状況が生じる
可能性が否定できない。心からお詫び申し上げる」とコメントしている。