厚労省 救命救急センター「A評価」96.4%
公開日時 2003/12/01 23:00
厚生労働省は12月1日、救急救命センターの評価結果(03年度)をまとめた。
03年3月31日までに運営開始している全国のセンター165ヵ所を対象に、重症
患者の受け入れや平均在院日数、空床確保状況、深夜帯の医師数など診療体制
を点数化。全体の96.4%に当たる159ヵ所が、「充実段階A」評価だった。残
る6ヵ所は「B」で、最低評価の「C」はなかった。評価結果で、国による運
営費補助の割合に差が生じる。
評価は99年度から実施、「A」の割合は年々増加している。02年度は対象160
ヵ所のうち、A評価154ヵ所(96.3%)、B評価4ヵ所(2.5%)。当初、A評
価に該当するとしていた県立2病院が、評価後に虚偽申告と分かり、さかのぼ
ってC評価とした。この2病院は、今回はB評価。
今回B評価だったのはいずれも自治体立の病院で、国、民間、公的3団体(日
赤、済生会、厚生連)が設置するセンターはいずれも「A」。また、新たに救
命救急センターの指定を受けた5ヵ所はいずれもA評価。一方、東北の県立病
院で、02年度のA評価からB評価に転落した。