厚生労働省 ウイルス陽性血液使用で血漿分画製剤回収
公開日時 2003/09/16 23:00
輸血用血液製剤(人赤血球濃厚液)によるB型肝炎ウイルス感染報告があった
として厚生労働省は9月13日、この原料血漿で製造した血漿分画製剤について、
出荷見合わせと自主回収、該当する製剤を使用した患者への検査実施をメーカ
ーに指示した。血漿分画製剤は輸血用血液製剤と異なり、製造過程で加熱処理
などのウイルス不活化処理を行い最終製品について核酸増幅検査(NAT)を行
うため、感染リスクは相当低いという。
問題となった血漿分画製剤とそのサブロットは次の通り。
【日本赤十字社】クロスエイトM500(乾燥濃縮人血液凝固第8因子)500単位
=2M-319
【日本製薬】献血グロベニン-I-ニチヤク(乾燥ポリエチレングリコール処理
人免疫グロブリン)2500mg(50ml)=N371F1N、N371F2N、N372F1N、N372F2N、
N372F3N、N380F1N、N380F2N、N384F1N、N384F2N▽献血アルブミン-ニチヤク
(人血清アルブミン)20%50ml=N335FN、N343FN▽献血ノンスロン1500注射用
(乾燥濃縮人アンチトロンビン3)1500単位=N110HN