オリンパス光学工業は２月４日、医療システムカンパニーを再編し、ゲノム医療事業推進室、光学機器事業部、分析機事業部の３分野をまとめて新たに「ライフサイエンスカンパニー」として発足させると発表した。生命科学と内視鏡関連の各分野を中心に事業運営を強化させる狙い。新カンパニーは４月１日設立予定。顕微鏡や臨床検査システムで培った光学技術、自動化やシステム化技術、研究開発部門で培った遺伝子解析技術などのノウハウを活用し、ゲノム医療を中心とする生命科学分野事業を中核事業とする。一方、３分野をはずす医療システムカンパニーは、内視鏡分野、MIP（人体へのダメージを最少にする低侵襲医療用医薬品）分野に特化させる。