米リリー パテント切れのプロザック足引っ張る
公開日時 2003/01/28 23:00
日本イーライリリーは1月28日、米イーライリリー・アンド・カンパニー社の02年の総売上が前期比4%減の110億7700万ドルになったと伝えた。マイナス要因は、抗うつ剤「プロザック」の特許が01年8月に切れて後発品が台頭してきたため。プロザックを除いた医薬品売上は8%のプラスとなる。抗精神病薬「ジプレキサ」の全世界での年間売上は20%増の36億8890万ドル、抗糖尿病剤「ヒューマログ」が33%増の8億3420万ドル、閉経後女性用骨粗しょう症治療薬「エビスタ」が24%増の8億2190万ドル、抗がん剤「ジェムザール」が21%増の8億7460万ドルなどと貢献した。「プロザック」「プロザック・ウィークリー」と、プロザックの改良型とされる月経前症候群治療薬「サラフェム」は合わせて7億3370万ドルの売上で、前期から63%の大幅ダウンとなった。