国策・後発品使用促進 終盤戦へのターニングポイント
公開日時 2008/03/31 00:00
08年度診療報酬改定で後発品使用は今度こそ進むのか。カギを握るのは後発品調剤に関する権限を大幅に拡大された薬剤師だ。薬の専門家として職能を発揮するチャンスとの見方もある一方で、責任と意識改革が問われることになる。また、先発品メーカーは後発品市場の動向を固唾をのんで見守っており、市場での競合は終盤戦に入る。国民・患者の視点に立ち、適正な市場競争による共存共栄の道を探ってほしい。薬剤師の対応がカギ普及策の効果、不透明との見方も厚生労働省は4月から、さらなる後発品の使用促進に向けて新たな施策を実施する。新処方せん様式の導入に加え、後発品を一定以上使用した調剤薬局に対し調剤基本料を手厚くするなど、目標とする数量シェア30%の到達に向けて弾みをつけたい考え。その鍵を握るのが薬局・薬剤師の存在だが、後発...