開花する「アンメット・ニーズ領域」 -新薬開発の最先端をゆく-
公開日時 2008/04/30 00:00
製薬企業が着目し始めたアンメット・ニーズ領域。この分野にフォーカスした新薬開発の裾野は広がり、ここ数年で大手から中堅企業にも浸透してきた。本誌は昨年4月号のPromotionで、アンメット・ニーズ領域の新薬の可能性を探るべく、5疾患(静脈血栓塞栓症、睡眠障害、線維筋痛症、多発性骨髄腫、低ナトリウム血症)について紹介した。今号ではその第2弾として、加齢黄斑変性、肺動脈性肺高血圧症、骨髄異形成症候群、HIV感染症の4疾患の新薬開発状況や市場創出に向けた企業の最新動向を報告する。加齢黄斑変性VEGF阻害薬が治療の主役に外資3社が参入へ米国をはじめ欧米先進国では成人(特に50歳以上)の中途失明原因トップの加齢黄斑変性(AMD)。日本国内での発症率は上昇の一途をたどり、05年の調査では緑内障や糖尿病性...