07年度製薬企業決算
公開日時 2008/06/30 00:00
薬価改定がない07年度国内市場は堅調。国内大手を中心に海外事業も拡大、武田薬品、アステラス製薬の海外売上比率は50%を超えた。一転して08年度はマイナス5.2%の薬価改定があり、国内市場の成長は見込めない。グローバル製品の米国特許切れを前に、国内大手による海外企業の大型買収が相次ぎ、激動期に入った。本企画の表中、富士製薬(9月期)、日医工(11月期)、キリン(12月期)、久光(2月期)以外の内資企業は3月期。ファイザー(11月期)以外の外資は12月期。M&Aが加速組み合わせの模範は?大手4社の連結業績を見ると、大型買収に伴う費用計上や非医薬事業の自立化など特殊要因が多く、単純比較が難しくなっている。このため、業績変動とともに、どの企業の戦略が正解なのかを中長期的に評価していくことの重...