急な為替変動が製薬海外事業に影響 通期業績の修正相次ぐ ほか
公開日時 2009/02/28 00:00
経営◆急な為替変動が製薬海外事業に影響通期業績の修正相次ぐ国内大手・準大手製薬企業の09年第3四半期(4-12月)決算が2月3日までにほぼ出揃い、対ドルでは当初予想していた100円を切る90円台で推移するなど為替の影響などで、海外事業を収益源とする国内上位4社は武田薬品を除く第一三共、アステラス製薬、エーザイが通期業績予想を修正した。第一三共は、為替の影響により売上高で280億円、営業利益で37億円がそれぞれ目減り。それに加え昨年買収したインドのランバクシー社の株価が金融危機や品質管理問題などを受け急落し、第3四半期の連結決算で特別損失として3540億円を計上したことから、通期は3160億円の最終損失となる見通しを明らかにした。アステラスは、為替の影響は売上高に大きく出て409億円が目減りし...